こんにちは。日々ノートで自分と向き合っている綿子です。
「自分と向き合うことは大切」と言われますが、自分と向き合うとどうなって、自分と向き合わないとどうなるのでしょうか?…というわけで今回は、
- 自分と向き合わない時はどうだったか
- 自分と向き合うことで起こった変化
- 自分と向き合うことで気づいたこと
そんな、自分と向き合うことで何が変わるのか?について私のリアルな体験談をまとめてみました。
自分と向き合うことに興味はあるけれど「自分に本当に必要なの?向き合ったらどう変わるの?」となかなか1歩が踏み出せずにいる方の参考になればと思います。
自分と向き合わない時はどうだったか
まずは自分と向き合わない時はどうっだったのか、順を追って振り返ってみます。私の場合はこんな感じでした。
- なんとなく毎日が虚しい
- 自分のことが分からない
- 漠然とした不安と不満が消えない
- いつも気分が晴れず身体も怠い
- 自分ではどうにもできないように感じる
- 自分のことが嫌になる
- 誰かにどうにかして欲しくなる
ものすごく生きづらかった。そして、生きるのが苦しかったです。
1、なんとなく毎日が虚しい
- このままでいいのかな?
- 私の人生はこのまま終わっていくのかな?
- 私の人生一体なんだったんだろう?
そんな虚しさを感じていました。
特に大きな悩みがあるわけでもないのに、ものすごく虚しい、生きている実感も充実感も感じられない。そんな状態でした。
2、自分のことがわからない
自分の本心や本音をずっと無視してきたので、自分が何を感じていて、何がしたくて、何を食べたいのか、そういった「自分のこと」が分からなくなっていました。
「自分と向き合おう」「まずは自分を満たそう」そんな言葉を見ると、どうしていいのか分からず、責められているようで、ものすごく辛かったです。
3、漠然とした不安と不満が消えない
将来に対する漠然とした不安と現状への不満が常にあって、些細なことで落ち込んだりイライラしていました。
一体何が不安で、何が不満なのか分からず、湧いてくる感情も駄目なものだと必死で蓋をしていたので、とにかく苦しかったです。
4、いつも気分が晴れず身体も怠い
何となくいつも、モヤモヤザワザワと気分が晴れない。憂鬱な状態で、更に不安と不満が出てくる。
病気というわけではないのに体がズーンと重怠く、頭の中だけで考えては行動を起こせない状態でした。
こうして振り返って見ると悪循環に陥っていたことがよくわかりますね。
5、自分ではどうにもできないように感じる
自分が何をしたいのか、何をしたらいいか分からない。何に苛立っているのかも分からない。けど、モヤモヤして苦しい。
そんな状態が続くと「自分ではもう、どうすることもできないんじゃないかな。」と思えてきました。
6、自分のことが嫌になる
とにかく自分のことが嫌でたまらなくなっていました。色んな感情はよく分からないくせに、イライラだけは、はっきりと分かり苛立ちを抑えるのが難しかったです。
そんな自分のことを常に責め、批判し、否定していました。
7、誰かにどうにかして欲しくなる
まず何から始めたらいいのか、何をどうすればいいのか、何にも分からなくなり、グルグルと考え込んでばかりいたので、自分でなんとかできるとは一切思えなくなりました。
何を行動していいか分からないし、身体も怠いので行動を起こすこともできない。とにかく誰かにどうにかしてほしい…。と自分のことを完全に放棄していました。
自分と向き合うことで起きた変化
では次に、自分と向き合い始めてどう変化していったのか。こちらも順を追ってきていきます。
- 少し気分がスッキリした
- 今の自分が分かるようになってきた
- 行動できるようになった
- 現実が変わり始めた
- 自分でなんとかできるかもしれないと思い始めた
- 自分のことを大切にしたいと思い始めた
私の場合は約1年かけてゆっくりこの状態になっていきました。1年前に比べると今は比べようもないくらいに楽になっています。
1年というと長いように感じるかも知れませんが、1歩1歩確実に楽になっていったので感覚的には〝長い〟とは感じませんでした。
20年以上ずっと苦しかったことを思うと、ものすごく変わったなぁと感じています。
1、少し気分がスッキリした
まず、自分と向き合い始めて最初に感じたのは少し気分がスッキリしたこと。
ずっと頭の中で回り続けていた思考が整理されて、パンパンになっていた頭がクリアになりました。
このスッキリ感はとても気持ちよく、いかに未完了の思考や感情がノイズになるのかが分かりました。
2、今の自分が分かるようになってきた
思考が整理され、ノイズが小さくなってきたことで、今何がしたいか、何が食べたいか少しずつ分かるようになってきました。
はじめは「麺類?ごはん系?」と二択から始めて、自分の気持ちを感じようと意識することで少しずつ、今の自分が分かるようになってきました。
3、行動できるようになった
今何がしたいか、どうしたいのかが分かるようになってくると、今取るべき行動が分かるようになって行動できるようになりました。
「今これがしたい、よしやろう。」こんな感じで頭の中がとてもシンプルになりました。
4、現実が動き始めた
自分の思考と向き合い、行動できるようになると、ハッキリと現実が動き始めました。
思い通りになるわけでありませんが、現実がとてもシンプルに感じられるようになり、例え嫌なことが起きたとしても、現実に飲まれて嫌な気持ちを長引かせることがなくなってきました。。
5、自分でなんとかできるかもしれないと思い始めた
自分と向き合い行動することで現実が変わると「こんな自分だけど、自分のことをなんとかできるかもしれない。」と思えるようになりました。
誰かに丸投げして、お手上げ状態だったのが、諦めずに自分のことをやっていこう。と自然と変化しました。
6、自分のことを大切にしたいと思い始めた
自分のことを諦めず向き合い続けていると、「大嫌いなこんな私」から「こんな私だけど大切にしたい」と思い始めました。
正直「こんな私」という認識は、「すごい私」には変わりませんでした。けれど、等身大のありのままの「こんな私」を受け入れ続けたい。
「何かができたら…」ではなく、何かできてもできなくても、無条件に自分を受け入れたいと思えるように今はなっています。
自分と向き合うことで見えたもの
全く自分と向き合ったことがなかった私が、自分と向き合い続けて見えてきたことが3つあります。
- 今まで自分を無視して蔑ろにしてきた
- 生きづらさの原因は自分自身だった
- 分からないけどやってみることの大切さ
今まで自分を無視して蔑ろにしてきた
自分と向き合い始めてから分かったことは、今までいかに自分を無視し蔑ろにしてきたかということ。
悲しい、辛いという気持ちも、これがしたい、これは嫌だという望みも全て無視して他人を優先させていました。
つまりは、自分に「あなたの存在には向き合うほどの価値がありません」と言い続け、そのような態度を取っていたんですね。
生きづらさの原因は自分だった
生きづらいな、苦しいな、辛いな。そう感じていた原因は自分でした。
常に自分の気持ちを無視し、他人の考えを自分に押し付けて、責めたり否定し続けていた。自分が自分に課していたもの、それが苦しく辛かったのだと気がつきました。
自分に一番厳しく冷たかったのは、自分自身でした。
分からないけど決めて、やってみることの大切さ
私が頭の中でぐるぐると考えて動けなくなっていた1つの理由は「絶対に失敗したくない」というものでした。
確実で絶対に間違えないものを選びたい思いがあると、たとえこんな方法があるよと言われても、もっと良い方法があるのではないか?と考えてばかりで、いつまでも行動に移せません。
ここまで読んで下さっている方の中にも「知識として頭では分かってるけど分からない、できないんだよ。」と当時の私のように感じている方がいるかもしれません。
「自分と向き合う」ことは、とても曖昧で分かりづらいものですが、分からないけどとりあえず何かやると決めてみる。そしてやってみる。それが自分と向き合う上でとても大切なんじゃないかなぁと感じています。
終わりに、自分と向き合うことが分からない、ことも凄く苦しい
というわけで、自分と向き合うことで何が変わるのか?について私の体験談をまとめました。
私が自分と向き合うことについて記事を書こうと思った理由は、「自分と向き合う」ってことが分からない状態が本当に、ものすごく苦しかったこと。
そして色んな所で目や耳にする「自分と向き合いましょう」という言葉に責められているように感じて、更にものすごく苦しかったからです。
自分と向き合えていない時は苦しいです。けれど自分と向き合いたいと思っているのに、それが分からない、どうしていいのか分からない。そんな状態もものすごく苦しい。
自分と向き合うことは、まずその苦しさに気づく所から、始まるのではないかと感じています。この記事がもし何かの役に立てたらとても嬉しいです。
それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。
(おわり)
自分と向き合うのが怖い、
辛い時の話はこちら。
自分と向き合うのに役立った本は
こちらにまとめています。