どうして幼稚園に
行かないといけないの?
「 かか はいつも、人が嫌がることはしたらダメって言うのに、どうしてこんなに娘ちゃんが嫌がってるのに幼稚園に連れていくの?」と、娘が泣きじゃくりながら、そう言ったことがあった。
娘は年長になって5月半ば頃から、幼稚園に行き渋るようになり、休みがちになったことがあった。決定的な理由はなさそうだけれど、とにかく行きたくないと毎日泣きじゃくり暴れ回るので、6月の半ば頃もうこのまま早めの夏休みにしようと思い先生に伝えると、園全体で話し合って下さったようで、
「 色んな子を見てきているけれど、娘ちゃんの様子を見ているとまだ登園拒否の段階じゃなさそうだと思うから、今は連れて来て欲しい。1時間でもいい、部屋に入らず遊んでいていい、お昼ごはんだけ食べに来てもいい、園に来て先生とタッチして帰ってもいい。」と言われて、どうしていいか分からず連れて行っていた時期がある。
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毎日、自転車の後ろで25分ずーっと大声で泣きじゃくる娘。自転車から暴れ回る娘を抱えて先生に託す。毎日色んな先生が付いて、色んなことをさせて下さり、私は園の近くで待機をして娘からのお迎え要請を待つ。ということを、夏休みまで続けていた。(結局、毎日お昼ごはんの前にお迎えに行っていたけれど。笑)
今、思い返してみて、先生達には本当に感謝でいっぱい。元々すごく自由にやりたいことを存分にさせてくれる園なのだけど、あんな風に園総出で個別に対応して下さり、母親のメンタルケアまでして下さり、本当にありがたかった。し、夏休みが明けたら嘘のようにケロッと毎日登園していた。笑
でも、ああするのが正解だったのかは今でもよくわからない。正解だったかどうかを考え始めると、あの時ああしてたら…こうだったら…ああしてしまったから……というタラレバや、様々な種類の罪悪感はいくらでも生じてくる。
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どうして幼稚園に行かなくてはいけないのか?
という娘からの質問にあの頃の私は答えられなくなっていた。あんなに泣きじゃくり暴れ回る娘をなぜ幼稚園に預けなくちゃいけないのか。私にも分からなかった。
けれど、それを話した時、副園長先生が、「 幼稚園に来るといい事も悪い事も沢山あります。楽しいこと、辛いこと、うれしいこと、悲しいこと、色んなことがある。そのすべてが娘ちゃんの成長に繋がっている。そう信じている。」と言ってくれたことがあった。
その言葉を聞いた時、素直に、ああそうだなぁ。と思った。なんだか納得した自分がいた。いいことばかりではないけれど、色んな経験をさせて貰えて、成長させてくれる。そんな場所が幼稚園だ。そんな場所が社会なんだと思った。
あれから私も、これを信じているなと思う。幼稚園であっても学校であっても同じ。色んな経験をさせてくれて成長させてくれる、そんな場所なのだと私も信じている。と同時に、そんな場所の内の〝一つ〟なのだということも思っている。
沢山ある。沢山あっていい。
沢山ある中の大事な一つ。ありがたい一つ。
𝗍𝖺𝗀 #紡ぐ日々、/ 𝟤𝟢𝟤𝟦𝟢𝟫𝟤𝟩
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