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「暮らしに戻りたい」とは 心地よいあのズシッと感のことだった。

「暮らしに戻りたい。」

ずっとそう思っていたのに、それが一体どういうことなのかは実はよく分かっていなかった。

けれど、きのう夜ごはんを作る時、とても身?気?が入った感じがして「そうそう。これこれ。」って思った。


何をしていてもここにいないような、すぐに空想の世界に行ってしまうような。そんなフワフワした心許ない感覚がとても気持ち悪かった。

〝今ここ〟に留まっていられない自分を責めてしまうこともよくあったけど、料理をしてる時、掃除をしている時に感じられる心地よいズシッっと感は私をとても安心させてくれていた。(もちろん家事をしている時も思考がグルグル回り出したり、空想の世界に行ってしまうことはよくあるのだけど。)

今やっていることに集中していて、そこに留まっている感じ。それに〝五感〟が付いてきてズシッっと実の詰まったような、感覚になる。

もしかしたらこれが「生きている実感がする。」と、いうことなのかもしれない。


すごく手の込んだものを作るわけでもないけれど、洗う、切る、焼く、茹でる、和える、かき混ぜる、すくう、ひっくり返す…

そんな全てに心地良いズシッとした実感が伴う。気が入った感じがする。手にその感覚がじんわりと残る。

大袈裟かもしれないけれど、これほどに充実感や安心感を感じられるものはないんじゃないかと思ってしまうくらいに、この感覚が好き。大好き。この感覚が欲しくて私は「暮らしに戻りたい。」と言っていたのだなぁと、ようやく分かったのでした。

「私にとっての暮らしとは、インテリアを楽しんだりおしゃれにしたりと言うよりも〝禅〟だった。」と昨年、気がついたのだけど、こういうことなのかもしれない。そこへの理解も深まった気がします。





#紡ぐ日々 、

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ことごと紡ぐ、