今日は息子の遠足の日。3
小学校に入って初めての遠足で、近くにある大きな公園に行くそうです。私はお弁当作りが楽しみなわくわくと、起きれなかったらどうしようのソワソワでかなり早くに目が覚めました。
静かな朝の空気の中で集中してお弁当を作る。
昨夜の残りものの唐揚げを切る時に指先に触れた衣の感触、卵焼き器に卵を流し込んだ時のジュワーっという音、さつまいもと絡めたバターのいい匂い…
そんな五感に届くものを、スンっとした状態(体感覚を伴うニュートラルな感覚のこと。笑)で、淡々と感じ取っていく。私にとってはとんでもなく幸せな時間です。4
出来上がったお弁当に喜ぶ息子を見ながら、ふと、母を思い出す。母もこんな風に集中して愉しみながら私にお弁当を作っていただろうか?当時はほんとうに、ほんとうに、常に忙しいかった母。時間も、頭も、心も、そんな余裕なんてなかったんじゃないかなぁ。
私が大人になってから、やたらと、色んなことをしてくれるようになった母。きっと、母もこんな風に子どもの頃の私にしてあげたかっただろうなぁ…と、思う。
あの頃の母の想いを思いながら、改めて今それを受け取る。それを感じながら私も私なりに、子ども達にそれを渡していけたらいいな…と、そう思う。
#こども観察記

/ 𝟤𝟢𝟤𝟥𝟢𝟦𝟤𝟩
ことごと紡ぐ、
⚫︎ 子どもがテーマのエッセイはこちらにまとめいています。
あわせて読みたい


お弁当箱を通して触れた子ども心
「ねぇねぇかか、おべんとうばこもうちょっと、かわいいのがいい…。」 ある日、4歳の娘がそんなことを言ってきた。 ん?お弁当箱…?と思い返してみると、いつだった…