子どもと本を読む時間って、正直めんどうだなと思うことがありました。子どもに付き合わされている気がして、なんだか落ち着かなくて。でも、そんな時間をエッセイに綴ってみるうちに、日々の一場面が愛おしく思えるようになりました。
『子どもとよむ本』は、わたしが息子や娘と一緒に読んだ本と、そこに流れる空気や会話を綴る全5回の連載です。子育て中の方はもちろん、子どもと関わるすべての方に、「ああ、子どもと本を読む時間を楽しんでいいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
いつものように図書館で本を選んでいたら、
懐かしい本を発見。
確か…私の記憶が合っていれば、小学生の頃、教科書に載っていた気がする「きいろいばけつ」です。
「これね、かかが、君たちくらいの時に読んだお話しなんだよ。」と言うと、「見たことある!」「読んでみたい!」と言うので借りてみることに。
生き物が大好きな息子は色々な動物が出てくるのが嬉しいようでした。読み終えて電気を消した後に、「ぼくさ、最近、お話しを読んでいると泣きそうになることがあるんだよね。」と言った言葉が印象的で、あぁ…彼ももうそんな風に物語に心が震える歳になったんだなぁ…と少ししみじみとした気分になりました。
#子どもとよむ本

今回ご紹介した本(広告を含みます。)
「きつねの子」シリーズ
このシリーズは、児童文学作家の 森山京(もりやま みやこ) さんが手がけた作品です。森山さんは、子どもたちの心を温かく包み込むような物語を数多く生み出し、日々の暮らしの中にある小さな出来事や動物たちとの交流を優しいまなざしで描いてきました。その物語は世代を超えて多くの読者に愛され続けています。
挿絵を担当しているのは、絵本作家・画家の 土田義晴(つちだ よしはる) さん。やわらかなタッチと繊細な色づかいで描かれる動物や自然は、物語に深みとぬくもりを与え、読む人の心にやさしく寄り添います。
シリーズは1978年に刊行された『きいろいバケツ』から始まり、今もなお読み継がれるロングセラーです。教科書に採用されたこともあり、子どもの頃に読んだ思い出の作品として、大人になってから再び手に取る人も少なくありません。
「きつねの子」シリーズの商品ページ(「きいろいばけつ」)はこちらです💁🏻
子どもの頃、教科書で読んだお話は何か覚えていますか?また、本を読んでいた時にお子さんが話した忘れられない一言はありますか?
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。心穏やかな一日となりますように。
連載 | 子どもとよむ本
1 冊目:わかったさんのふしぎなおかし
2冊目:おさる・どうわがいっぱい
3冊目:きつねの子
● 「子どもとよむ本」マガジン
