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kana / iroand
iro and(イロアンド)という活動名で描いたり、書いたり、喋ったり。自然な暮らしを生活に取り入れる試行錯誤が好きで、暮らしを丸ごと愉しみたいと考えています。心の師匠は、花森安治。好きな音楽はHARUKA NAKAMURA

イライラするのは、きっと〝ちがうこと〟をしてるから

「心と行動が一致している時、人は朗らかな気分である。」という話を先日聞いて、いやぁほんとうにそうだなぁ〜と思った。

わたしは吉本ばななさんの『違うことをしないこと』という本が好きで、ふと思い出しては読み返すのだけど、私たちは知らず知らずに、そして割と日常的に、さらにはナチュラルに、〝ちがうこと〟をしている。

本当はこうしたいのに、常識的に、立場的に、時間や金銭的に考えると…こっちだろう。というものから始まり、外側からの影響や思い込みを受けて、頭の中から既に〝ちがうこと〟を見ていたりする。

この〝ちがうこと〟をした時に必ず出てくる反応が、〝違和感〟だと私は考えていて、なるべくこの違和感を感知できる状態にしておきたいなぁと思っています。

そして、この違和感に気づけずに〝ちがうこと〟をし続けていると、イライラ…という感情が湧いてくる現実が訪れる気がしています。(だってそうだよね。その〝ちがうこと〟を自分に強制しているのだから。)

イライラしている(イライラという反応が自分の中で起きている)時に内観やジャーナリングをしてみると、

• わからん奴やな!
• なんでこんなんしなあかんねん!
• ほんまなんでなん!?

といった、言葉が出てきます。…怒ってますね。(笑)怒っているのですが、それらを敢えて一言で纏めてみると「なんで望んでるものと違うことをするのよ!」という叫びのようです。

身体は休みたいけど、仕事をする。心はあっちをしたいけど、こっちをする。こういった不一致、本当とちがうことをしている時に、イライラという反応が出てくる。

そんな時は深呼吸をして、少しこころに余裕を作って自分自身と向き合ってみるといい。

何が、どこが、ズレているのだろう?(全体ではなく一部分の場合も多い。かなり。)そして、それじゃあ一体どうだったら、一致するのだろう?と、自分に詳しく問うてみる。対話してみる。寄り添ってみる。そんな時間がほんの少しでも必要ではないかと思います。

そして、それを実験的に行動でも応えていくことも、やっぱり大事なことなのではないかと思うのです。

(おわり)


○ 吉本ばななさん の 『「ちがうこと」をしないこと』

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綿子 / iro and
iro and(イロアンド)という活動名で描いたり、書いたり、喋ったり。自然な暮らしを生活に取り入れる試行錯誤が好きで、暮らしを丸ごと愉しみたいと考えています。心の師匠は、花森安治。大好きなことは宇宙研究。
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