「けっきょく模様替えが1番の掃除になる。」
少し前に聞いたある方のこの言葉がずっと心にあって…思い切って模様替えをしてみると、まるで新しい家に来たような、風の巡りがよくなったような…とても清々しくて、新鮮な気持ちになりました。
少し前から何故か、なかなか片付けが追いつかず日に日に部屋が散らかって、片付けても片付け切れない。もはやどこから手をつけていいのか分からない…と、少し混乱状態になっていたのですが、
換気をしても拭き掃除をしても気が巡っていないような…何だかどよんと滞っているような。そんな重苦しい感覚を、無自覚に感じていたのだなぁと、模様替えをしてみてはっきりと分かりました。

うろ覚えですが…〝こんまりさん〟こと近藤麻理恵さんが「 長い間動かされていない物は眠っている状態なので、まずは物を起こしてあげるといい。」というようなことを言っていた気がします。(間違っていたらごめんなさい)
もしかしたら、部屋にあった物たちも〝当たり前にここにある物〟という私の無関心さから、まるで風景の一部のように同化し眠っていたのかもしれません。
大きなテレビ台を動かし、テレビ台の中や配線に溜まった埃を全て拭き取る。子どもたちのおもちゃや机を整理して仕分けする。クッションマットをきれいに拭いて、敷き直す。
たったそれだけで、こんなに気持ちが軽くなるのか。と、模様替えの威力を感じ、それと同時に物や家や部屋への想いがまた…じんわりと湧き始めているのを感じています。

昔みたいに沢山の物をごちゃっと可愛く飾ることはしなくなったけれど、1つ1つの物を愛でたり、手間をかけてお手入れしてあげたり、気にかけてあげることができるようになったと思う。
今でもおしゃれなお家への憧れやトキメキはあるけれど、今の私にはこの暮らしぶりがしっくりくる。
そんな〝私なりの物との向き合い方〟がとても愛おしく、尊く、感じるのです。暫く忘れていたこの感覚を思い出すことができてよかった◎また、ここから始めていこうと思います。
(終わり)
cotogoto tumugu




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