受け取ると同時に与えていた

いくら与えたいと思っても、〝人に与えられる何か〟と〝こんな自分から受け取ってくれる人〟がいなければ与えることはできない。

いくら受け取りたいと願っても〝お返しできる何か〟と〝こんな自分に与えてくれる人〟がいなければ受け取ることはできない。

ずっと、そんな風に思っていたから、与えることができる人や素直に受け取れる人が眩しいくらいに輝いて見えていた。

でも、そんな私から知らぬ間に誰かが〝何か〟を受け取ってくれて「ありがとう」とお礼まで言ってくれる。

それがなんだか不思議だったり、申し訳なく感じていた。けれど、そうか…「誰に何を与えられるのか?」そもそも、与えよう…ってそんな風に思わなくてもいいんだな。

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受け取るということは、
与えるを与えること。
与えるということは同時に、
与えるを受け取ること。

互いに与えて、互いに受け取っていた。ただただ、やさしい循環があるだけだったんだ。

『誰かにこれを与えたい』も『誰からこれを受け取りたい』も、そんなこだわりは取っ払ってしまえる。

今、手にあるものを誰にともなく放ち、今、目の前に来たものを優しく受け取ろう。それを連続する今、ずっと続けていけばいい。

何を?誰に?ちゃんと与えたか?どうかは、
そんなに気にしなくていいんだ。そして、だからこそ、受け取ってくれる人がいること、与えてくれる人がいることに私はやっぱり心底ありがたいなって感じるのだと思う。

いつも、受け取ってくださって
そして、与えてくださって、
みなさん本当にありがとうございます。

𝗂𝗋𝗈 𝖺𝗇𝖽 ∞   #色と言の葉
#絵が教えてくれたこと

/ 𝟤𝟢𝟤𝟢.𝟣𝟤


iro and


綿子 / iro and
iro and(イロアンド)という活動名で描いたり、書いたり、喋ったり。自然な暮らしを生活に取り入れる試行錯誤が好きで、暮らしを丸ごと愉しみたいと考えています。心の師匠は、花森安治。大好きなことは宇宙研究。
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